相棒12-3

集団食中毒事件と殺人事件が発生。二つをつなぐのはとあるレストランだったが、食中毒の菌すらでてこなかった…。

話の流れは貫井徳郎さんの『乱反射』みたいな流れで、後味が悪いけど引きつけられる感じです。
誰の悪意もないけど結果だけが生じてしまう。
実際にあったらなんとも言えない気持ちになるんですが、物語だからまたみたくなる。
最後に救いがあるからかもしれません。
でも、自分には決して起きないことを願ってしまいます。


なんだか今シリーズは右京さんとカイトくんの特徴があまりでてない気がしました。特に今回は話の組み立てだけでドラマをつくってると思います。
右京さんでなくとも、推理力がある人なら成り立ってしまいそうで残念でした。

亀ちゃんとの時は真実を突き詰めようとするあまり、人間味に欠けてしまう右京さんと人情で暴走してしまう亀ちゃんのコンビでしかだせない事件の解決もありました。自分は奥菜恵さんがでていたのがすごく印象的なんですが、名探偵であるがゆえの苦しみを感じないようにしていた右京さんに人間味が現れた感じ。何度もみたくなります。

とりあえずイタミンが痛々しいよ。どっかで救われてほしいです。