神の憂鬱

再放送でした。この回すごく好きです。尊君が本当の相棒になったというか。庁内Sとしての尊君ではなく、特命係の尊君になった回だと思います。最後の右京さんの台詞「ようこそ特命係へ」なんてまさしくそれをさすような…とおもってみたり。

神戸は警察庁でやり残した仕事…顔認証システムの開発と最近続く監視カメラの誤作動に関連があると感じていた。右京を監視する仕事の目的にも疑問を感じる神戸は仕事を引き継いだ後輩に接触する…。

相棒の2時間スペシャルが一番好きかもしれません。事件が2〜3重に絡まっているところが好きなのかな。事件が他の事件のカモフラージュになっていたり。もちろん、登場人物の魅力も大きいのです。

今回はトリックよりも事件の背景が面白かったです。結末はもやっとしつつもこれもまた相棒。

今回のはシリーズ8を通した尊君の仕事の目的がはっきりします。他の話でも庁内Sの孤独が現れる回がありましたが、このシリーズはテーマがはっきりしてましたね。
そして尊君の警察官としての誇。右京さんとはまた少し違うけど、正義なんですよね。それがはっきりするのはもう少し先の話。