浅田選手のオリンピックフリー
勢いにまかせてあの感動をもう一度。
- 全体を通して
演技構成要素の一つ一つが素晴らしいだけでなく、一つの作品として素晴らしかった。はじめのトリプルアクセルが決まった時、フリップ・ループが決まった時、次々とジャンプが決まっていくだけでなく動きが滑らかで美しかった。
私はジャンプが好きなので、ジャンプを主にみますが、浅田選手の好きなところはジャンプだけではないです。スケーティングがいいこともそうですが、浅田選手の世界観が演技にでているところが好きです。
自分の限界へのチャレンジがでていました。スケートはスポーツだと感じます。バレエ音楽や歌劇をつかうよりも抽象的な音楽を表現する方が彼女の場合は好きです。バレエのときはその役になりきることが必要だと思いますが、それよりも音楽の世界をつくっているときの方が好きというか。
もちろん、昨年の白鳥と黒鳥も好きですがあれもオデットとオディールになるというより白鳥の湖の世界をつくっていたという気がしました。最後のステップは黒鳥の32回転の部分でしたが、圧倒されました。
全体を通して美しかったフリーでした。
2.特に好きだったところ
ジャンプもそうですが、最後のステップが好きです。あれだけとんだあとにあんなステップがみれるなんて。
演技が終わり、涙が堪えきれなくなるところもきれいでした。バンクーバーの時の涙とはまた違う、やりきったという涙。
最後まで美しい演技でした。ジャンプはアンダーローテーションをとられましたが、美しいと感じたことにかわりはありません。
全体的に美しいとしか言ってない気もしますが、美しかったんだからしょうがないですね。