相棒13-3

相棒13-3の感想です。ネタバレ含みます。

殺人事件の被害者は昔殺人事件の被告人だった。冤罪事件として本まで出版したものの、その事件が関係してるのか…

1.登場人物

今回は被害者も加害者もなんだかなーという人だったので、右京さんたちが影に隠れてました。
被害者は無罪判決をうけた人なので過去の事件を洗う、事件が密室で起きたのでマンション住人を疑う等々地道な捜査でした。
右京さんの出番は最後の最後に加害者の真の目的を暴いた時。
美談ではなく本人のエゴのために今回の事件を起こしたというのを暴いた時、右京さんはやはりいきいきしてました。
こういうのもいいですね。

今回は加害者が過去の事件で冤罪を作った弁護士であり、自分の目的(いわゆる弱者を守るために自分が捕まるためにはいかないかつ冤罪を作った)のために殺人を犯した点で同情の余地がなかったのでしょう。

花の里で甘いものが出た時も頭をつかったから〜と話してましたが、どうやって追い詰めようか計算してたんでしょうか(笑)

カイト君は本気で空気になってしまいました。捜一の芹沢さんから情報を得るために活躍したのか?でも右京さんが聞いても教えてくれそうだけど。

被害者も実は過去の事件で殺人を犯してたのに、無罪となったことを当たり前のように捉えていてイラつきました。

しかもお金のために冤罪の本だけでなく、殺人犯としての手記をだそうとしてたとは。
せめて殺人に理由があればよかったのに、お茶に誘ったあと他の男とイチャついてたからって…思い込み強いよー。
自分勝手だよー。
全く同情できない被害者も珍しいです。

今回の加害者もまた同情できないです。
過去の冤罪を作ったのは故意だったって…。その目的が自分の名前を売るためってのもなんだかなー。

過去の殺人事件の被害者の父親だけが痛々しくて。闇サイトで今回の被害者(=過去の殺人事件の加害者)の殺害を依頼したり。というか、真犯人を知ってしまったことがかわいそうでした。

2.ストーリー

マンション全体が密室だったので、トリック重視の話?かと思いきやそこはあまり重要でなかった謎。細かいところがザックリだったのでそこが気になると見る気がなくなる不思議な話でした。
マンションの住人のミスリードなど、ミスリードがまた多かったのですが、あまり効果的でないというか。

でも、被害者の部屋の荒れ方から加害者の殺害目的を明らかにしたところとか面白かったです。