相棒13-5

相棒13第5話の感想です。
ネタバレ含みます。


右京と甲斐が出会った無銭飲食の男が昔の殺人事件を口走った。しかし、その事件は別人が逮捕され刑も確定していた。右京たちが探るうちに甲斐の昔の上司・堀江が調書をとったことがわかる。彼が事件に関わっているのか?

1.登場人物
昔の上司がでてくるとその人は犯罪を…というのは相棒の様式美なんでしょうか。亀ちゃんの時もありました。その時は裏金作りが原因で殺人がおきたのですが、今回は司法取引でした。
今回の方が同情的かも。堀江さんも真実を知らなかったわけだし。でも、実際に起きたら許されないですね。真犯人が野放しという点でも。

右京さんは暴走した右京さんでした。‘自分の’正義のために事実を全て明らかにしてしまいます。
カイト君は止めようともしてますが、無理ですね。はじめて2人の事件ではカイト君は止められてましたが。
この正義の暴走は誰にも止められない気がします。だから右京さんだし。

2人の関係がかわっていくのでしょうか。

2.ストーリー
正直既視感がありましたが、面白いからいいのです。最後はなんとなくうまくいってしまったのですが(真犯人は死亡、司法取引をした犯人は子供と和解?死刑の前に会えたのは本望でしょう、司法取引をした警察官は納得した上で退職)これくらいの方がみていて気楽です。

亀ちゃんの時の後味の悪さときたら。人間関係を破壊しても真実を追求する右京さんが前面にでてましたよね。
これよりも見やすくなってました。

相棒 13-4

相棒13-4の感想です。

ネタバレ含みます。


伊丹・芹沢のコンビに警察庁からきている浅木が追加された。彼女も事件現場にやってきたが、被害者と面識があるはずなのにそれを隠す…

1.登場人物
三浦さんが抜けた3人組に新しく配属か〜と思っていたら全く違ってました。よかったよかった。
浅木さんの行動に不審なところがありつつも優秀ですね。自分の信念を貫くところがあって、かばってくれた恩義も忘れない情に深いところもある。こういう人が警察官であってほしいな。

今回は被害者も元警察官で正義感ある方だったので余計に悲しいというか複雑というか。

2.ストーリー
殺害の目的と浅木さんの目的の落差が激しいというか。贈収賄を隠すために殺されるというのも悲しいし、無くしたデータを回収するために出向って。無くしたデータをもとに贈収賄を雑誌にリークしようとしたのだから関連があるといえばあるか。

データの持ち帰りなんて今時しないよね…と思いつつたまにニュースになるので未だにあるのか。

今回はまとまった回でした。でもカイト君もっと活躍して。

スケートチャイナ

演技云々の前にどうしても書きたくなったので。

男子FS第2グループの6分間練習でハンヤン選手と羽生選手が衝突しました。
2人共すぐに起き上がることができませんでした。
最初に立ち上がったのはハンヤン選手。フラつきながらなんとかリンクサイドへいき、そのまま手当をしました。

羽生選手は立ち上がれずに他の人が手助けして運ばれました。横たわっている時に血が流れたのがみえました。

衝突した時の映像をみると、お互いの顎と肩がぶつかったように見えます。

この段階で2人共棄権するかと思いきや、2人共演技を行いました。羽生選手は頭に包帯をしたままです。

もう、なんていうか。コーチが止めようよ。10代の選手が今、この演技をとどんな状況でもやりたいと思うのは仕方ない。けれど、頭に衝撃加わってるんですよ。すぐに影響でなくても、後で影響がでることだってあるんです。

そんな中でスピンやジャンプで頭に刺激が加わるなんて…。しかも転倒する可能性だってあります。コーチが、周りが止めてくれ。これからの人生のために。スケート辞めた後の方がずっと長いのだから、こんなところで死亡する危険がある行為をやらせないで。

申し訳ないけど、GPSです。格で言えばそんなに重要じゃない。ここがダメでも、世界選手権があります。そこでもう一度戦えばいい。

頼むから選手も引く勇気も覚えてください。

以下は周囲に対する批判です。
まずはコーチ、チームの方々。
止めてくれ。頼むから。本人の意思とはいえ、後遺症がでる可能性があることわかってますよね?選手の性格から難しいことはわかります。

でも止めてくれ。
このままじゃそう遠くない未来に若い選手が犠牲になってしまう。

次にテレ朝。
バックヤードに移動した後も撮り続ける必要があった?
治療中の撮影なんて必要だった?
頼むから治療に専念させてあげて。

ただでさえ、演技前の舞台裏の撮影でピリピリさせてるのに、これ以上選手を商品みたいに消費しないであげてください。

もっと言えば、美談にしないでほしい。これが前例になって死亡事故が起きてからではおそいんです。
今回は悪い前例です。
滑りきったことは素晴らしいけど、根性論にしないで。煽らないで。

織田くんも羽生選手が滑ると決めたら口数が減ってしまいました。佐野さんも新しい怪我をしないでくれと。松岡さんもはじめは個人的にはやめてほしいと話してました。
最後はもう無事でよかったとしか言わなかったけれど、ハンヤン選手、羽生選手ともに美談にすべきではないです。

最後にスケ連。

ジャッジに強制的に棄権させる権限を与えるべきです。サッカーとか他のスポーツでは脳震盪をおこしたら強制的にでられないという規定がありますよね?
スケートではないんだと思います。ここまで無理する選手もいなかったんだとおもいますが、今回のことを契機に決めてほしいです。

今回素晴らしかったのは、同じグループで滑った他の選手。グエン選手、ビシェンコ選手、ドーンブッシュ選手そしてコフトゥン選手。特に最終滑走のコフトゥン選手と最初のグエン選手は調整も難しかったと思います。それでも最後まで滑りきったのは素晴らしかった。

そして、中国会場のスタッフの方かな?テレ朝が羽生選手の怪我の治療を撮ろうとしたらちゃんと止めてくれた。ありがとうございました。

相棒13-3

相棒13-3の感想です。ネタバレ含みます。

殺人事件の被害者は昔殺人事件の被告人だった。冤罪事件として本まで出版したものの、その事件が関係してるのか…

1.登場人物

今回は被害者も加害者もなんだかなーという人だったので、右京さんたちが影に隠れてました。
被害者は無罪判決をうけた人なので過去の事件を洗う、事件が密室で起きたのでマンション住人を疑う等々地道な捜査でした。
右京さんの出番は最後の最後に加害者の真の目的を暴いた時。
美談ではなく本人のエゴのために今回の事件を起こしたというのを暴いた時、右京さんはやはりいきいきしてました。
こういうのもいいですね。

今回は加害者が過去の事件で冤罪を作った弁護士であり、自分の目的(いわゆる弱者を守るために自分が捕まるためにはいかないかつ冤罪を作った)のために殺人を犯した点で同情の余地がなかったのでしょう。

花の里で甘いものが出た時も頭をつかったから〜と話してましたが、どうやって追い詰めようか計算してたんでしょうか(笑)

カイト君は本気で空気になってしまいました。捜一の芹沢さんから情報を得るために活躍したのか?でも右京さんが聞いても教えてくれそうだけど。

被害者も実は過去の事件で殺人を犯してたのに、無罪となったことを当たり前のように捉えていてイラつきました。

しかもお金のために冤罪の本だけでなく、殺人犯としての手記をだそうとしてたとは。
せめて殺人に理由があればよかったのに、お茶に誘ったあと他の男とイチャついてたからって…思い込み強いよー。
自分勝手だよー。
全く同情できない被害者も珍しいです。

今回の加害者もまた同情できないです。
過去の冤罪を作ったのは故意だったって…。その目的が自分の名前を売るためってのもなんだかなー。

過去の殺人事件の被害者の父親だけが痛々しくて。闇サイトで今回の被害者(=過去の殺人事件の加害者)の殺害を依頼したり。というか、真犯人を知ってしまったことがかわいそうでした。

2.ストーリー

マンション全体が密室だったので、トリック重視の話?かと思いきやそこはあまり重要でなかった謎。細かいところがザックリだったのでそこが気になると見る気がなくなる不思議な話でした。
マンションの住人のミスリードなど、ミスリードがまた多かったのですが、あまり効果的でないというか。

でも、被害者の部屋の荒れ方から加害者の殺害目的を明らかにしたところとか面白かったです。

スケートアメリカ 2014 男子SP

ついにGPS開始です。
シーズン開幕のスケアメ。男子は日本から町田選手が出場でした。

今期のプログラムお披露目だったので楽しみでした。
ジャンプが決まってました。
4T-3T,3A,3Lzの中で最後のLzは最後の最後だったので驚きました。
決めポーズの直前くらいにジャンプが入るとプログラムが短く感じますね。

曲は真央ちゃんが世界選手権で初優勝した時の曲。でも、真央ちゃんの色が残ってなかった。

真央ちゃんが演じた曲はよくも悪くも真央ちゃんの色がつくことがある気がします。自分の中では、鐘、ラフマニノフピアコン、仮面舞踏会に真央ちゃんの演技が強く残ってます。そのため、他の選手が演じると編曲は違うのになんだか物足りないと感じることもありました。

ペアやアイスダンスはまた別なんですけど、以前も仮面舞踏会をつかった男子選手のステップが物足りないと感じてしまいました。

でも、町田選手は違います。最後まで町田選手の色がでた演技だったのではないかと。この曲のテーマを聞きたいです。

しかも、まだ取りこぼしがあるのでまだ点がのびる余地があることもいい。

ただ、SSがアボット選手よりでてたけど本当にそうか?と疑問が残りました。2012年のスケアメと比較すると1以上上がってました。2013年のスケアメだと0.57。
で、そんなにスケーティングよくなってるかな?2012年のアボット選手と町田選手SSの差が0.72。町田選手は当時のアボット並みのスケーティングができているの?

もちろんPCSは全体的に上昇傾向にあるので、絶対値として比較できるものではないと思います。世界選手権で準優勝だったから実績点?PCSはやはりわからないところがありますね。

90オーバーはやはり立派だし、印象的なプログラムだったので今シーズンもワクワクしそうです。

相棒13-2

相棒13-2の感想です。ネタバレ含みます。今回はごちゃごちゃしてましたが、自分の好みです。



殺人事件が起きた。現場にいた容疑者はなぜ現場にいたのかはっきりと話さない。そんな折、警視庁に事件に関するメールが届く…。

1.登場人物について

今回はカイト君活躍してましたね。右京さんの右腕…と米沢さんに言われるほどに。

そういえば、薫ちゃんも尊君も相棒になった時はもう警察官として仕上がってたんだよなー。自分の個性を右京さんにぶつけるところが面白かった。その意味でカイト君の変化は今までにない相棒です。13ではカイト君の前髪あげてますが、右京さんのオールバックリスペクトでしょうか。おろしている方が似合うと思うけど。


カイト君は今回の容疑者の息子である優君のことを気にかけます。
親が官僚で期待をうける自分と同じ境遇だったから。そして、彼が関係者であると右京さんが疑っていたから。カイト君の推理では優君が元同級生の親だった被害者を殺してそれを親である容疑者・高宮がかばってるというストーリー。
でも、親子関係が薄くなんとなく自分と優君を重ねてしまう。13のテーマなのかはわからないけれどカイト君は優しいね。

今回右京さんも優しかったです。
優君がだしたメールは犯罪に当たります。しかも14歳なので、少なくとも家裁送致です。法に厳しい右京さんなら、少年課に回してもおかしくない。
それなのに今回の事件の諸々を考慮して厳重注意って…優しい右京さんでした。ここでの優しさは処分しないで甘やかすのではなく、全ての事情をくんだうえでそれでも処分は不要とした優しさです。大昔の右京さんだったら少年課行きだったと思われます。

このシーンの直前が大人同士の罪のなすりつけ合いだったのですが、そこではがっつり厳しい右京さんでした。なので、子供にはまた対処が違うのかもしれませんが。

そして優君の事件の関わりに気づいたのが捜査二課かと問われたからと。子供が捜査何課で扱う事件が異なることを知っていると思うことも凄いのですが、あの一言で推理してしまうのも凄い。でもこれは優君が優秀だから通った推理ですね。優君を信頼しすぎな気もします。

優君も事件の端っこを知ってしまったから動いてしまった。昔、親にいじめの加害者にカウントされてしまったから。親の愛情を試すように。
最後は親も後悔していたことを知り泣いてしまう。この辺が年相応の子どもらしく、我慢してたんだと。これは中の人がうまいのかな?濱田龍臣君ですね。ストパーでもかけたのか、印象がかわりました。
もうこの親子は大丈夫。多分母親に引き取られるのだろうけど、今までの乾いた関係ではなくなるのだろうと思わせてくれました。

2.ストーリー
殺人事件 → 裏には官僚の闇がというパターンだったのですが、動機がごちゃごちゃでした。というか、相棒の脚本家さんは権力嫌いなんだなーという感じ。
今回は天下り先の確保のための行動が脅迫材料になり、そこに昔のいじめ問題がからまるという…。イタミンのミスリードとかはおいとくとしても、ミスリード多いです。

右京さんがいつの間にか捜査内容を知っていたりみている人にちょっとアンフェアな気もしました。でも、今回は動機と人間関係が重要だからまあいいや。

JO女子

JO女子の感想を。
ロシアは仕上がってましたね。ポゴリラヤ選手はタクタミシェワ選手の代打だったようですが、がっつり仕上がってました。すげーぜ、ロシア。

というわけで気になった選手を。

まずはラジオノワ選手
仕上がってますね。ジャンプもそうですが、スピンとステップに取りこぼしなしというのもすごい。
今季から本格的にシニアに参戦なのですが、十分戦えそうですね。

ジャンプはまだ高さがないきもしますが、背が伸びたらまたかわるかな?解説の方も話してましたが、足が伸びてましたね。そのまま背が伸びればかわいいから優雅な感じにかわる気もします。
これからが楽しみな選手の一人です。

Fに関しては…見逃しか?との声も聞こえますが、GPSではっきりするだろうと思います。私は正直よくわからなかったです。

ポゴリラヤ選手も後半にジャンプの抜けがあったり、Fにeがついたりしてましたが全体的にまとまってました。ステップの取りこぼしはこれからつめられるはず!
なにより衣装が素敵。火の鳥はやっぱり赤ベースか暖色系でカラフルな方がいいな。ライサをディスってるわけではないですよ。

ロシア勢が3Lz-3Tをいれたのをみるとやはり時代が進みましたね。セカンドLoは認定が厳しいのだろうけど、高さがあって豪快で好きなのでまた誰か挑戦してもらいたいです。

宮原選手
ジャンプが少しずつ高くなってます。パッとみるとまだ低いのですが、本人比で高さがでてきたのでよかったです。
以前Jr.世界選手権で刺さるはeをLzとFで両方とられるはでみていて愕然としたことがありました。今回はその時のコーラーと同じ方だったのですが、両方eなしでした。Fが微妙だったはずなので、!もつかないように努力したんですね。GOEがまだ低いのですが、それはまたこれから。
3Lz-3Tと後半の2A-3Tも標準装備みたいなので、ロシア勢と表彰台を争えるといいな。

スピンもステップも取りこぼしがないのもよかった。着実に力をつけてます。
努力の人らしいので、怪我には気をつけて表現の幅が広がるといいですね。

村上選手

2A-3Tは今回からですよね?がっつり加点もついてよかったです。2A苦手だったのにコンボにできたのはすごいです。
できれば後半に入るようになってほしいのですが…。
Lzも抜いてるので、3T-3Tをいれたときより得点が出る構成です。でも、みている側からするとちょっと物足りない。

あと、途中のお休み多いです。マイムもあるのですが、あれは何を表したいの?仮面を外してつけて…正直あまり好きではないです。これからよくなるのでしょうか?ファントムを演じるのはいいのだけど、彼女のファントムがみえてこないです。今後よくなりますように。

長洲選手

ジャンプが刺さったり、スピン、ステップともに取りこぼしがあったりしたのでまだ、調整不足かな?頑張れー。

この蝶々夫人はきっと自殺しないです。フィギュアだと死なないロミジュリやカルメンはわりと当たり前にいるので、それはそれでいいのですが。
長洲選手と宮原選手で蝶々夫人とミスサイゴンというのはなんかショーの演目つながりをみているようでした。たまたまですけど。

ワグナー選手
調整不足だっただけです。本来のワグナー選手じゃないよー。全米と世界選手権に向けてがっつり調整してください。

ワグナー選手は全編ボーカルでしたが、これはこれでいいですね。衣装もシンプルだけど、胸元のビジューがはえてよかった。

来週からGPS開始です。選手の皆さん頑張れー。